■ FD3S RX-7 名探偵コナン 佐藤美和子仕様 ■

■ 使用キット  :  アオシマ 
1/24 マツダ FD3S RX-7 ’96
1/24 マツダ FD3S RX-7 スピリットR タイプB ’02
1/24 さらばあぶない刑事 R35 GT-R

名探偵コナン大ファンのウチの娘の為に17歳の誕生日サプライズプレゼントとして劇中登場の佐藤美和子刑事仕様のRX-7を制作しました。
制作の数か月前、会話中になにげなく「安室徹の白いRX-7と佐藤美和子の赤いRX-7どちらが好き?」と事前に探りを入れた後、佐藤刑事仕様にする為のアニメ劇中シーンやRX-7の事、どのキットをそろえれば良いかをリサーチしました。

マツダのFD3S型RX-7にはマイナーチェンジで1型から6型まで存在します。
基本的に外観に関してボディ本体は同じですがバンパーやリアウイング、テールランプ、純正ホイールなどが変更されています。

劇中の佐藤美和子刑事仕様を作成するにあたって上記のマイナーチェンジパーツが混在しており、アニメや原作コミック、番外編コミックを考察し、ほぼ完全再現しました(多分)

【※以下、名探偵コナン設定及びストーリーのネタバレを含む場合が有ります】

佐藤刑事のRX-7は元々、父である佐藤正義警部の所有車でしたが美和子が警察に入る前(ストーリー上で18年前)に殉職しており、その後乗り継ぐ形となります。

番外編コミックである「警察学校編」に於いて故佐藤正義のRX-7が登場します。
この時は赤色では無く、白色であり、また何故かリアウイングが無い状態で、
そのRX-7は少年サンデープレミアムSHOPとプレミアムバンダイからボイスギミック付きのミニカーとして発売されました。
ナンバーは「新宿33 さ 03-85」( みわこ から取っているものと思われる)

その後、佐藤美和子刑事が父親のRX-7を受け継ぐのですが一時期、とある山頂の療養所に通うため毎日霧の出る早朝に峠を走っていたが自分の車にからんでスピンした車が有ったので霧の中での相手側からの視認性を考えて赤に塗り替えたという事です。
(※原作コミック63巻661話 銀箔の魔女、662話 白のFD、663話 魔女の正体 / アニメ545-546話 霧にむせぶ魔女 より)

赤にオールペン(車業界で全塗装)をしたが下回りは塗り替えていないだろうと考察し作例ボディ裏は白系塗装としました。
正確にはガイアカラーのニュートラルグレーI(限りなく白に近いグレー)で塗っています。
下面は表ボディと違って一般的に鏡面処理はしないのと使用していく内に汚れていくので少しくすんだ色をチョイスしています。

佐藤美和子刑事所有時のナンバーは 「新宿300 ゆ ・9 01」
これは佐藤役を演じている声優 湯屋敦子さんの誕生日から
尚、ナンバープレート取り付け方式からフロントバンパーが1型と思われる。

アニメ487話オープニング曲ZARDのグロリアスマインドが流れる映像で登場するRX-7のナンバーは
「新宿500 ゆ ・9 01」 となっているが、FD3Sが5ナンバーと言うのは明らかにおかしいので作例では3ナンバーの方を採用しています。

ナンバーはPCソフトイラストレータで作成しA・oneインクジェットラベル光沢紙・ホワイトで印刷し貼り付けています。
インクジェット用デカール用紙も所持していましたが色の乗りが良くなかったので上記用紙を使用しました。

因みに安室徹が乗る白いRX-7のナンバーは 「新宿330 と 73-10」 であり、実はアオシマ1/24 FD3S RX-7 ’96のキットに水転写デカールが付いており、自分で作らずともナンバー再現ができます。
そもそも新宿ナンバーというものは現実には存在しなく、明らかにアオシマさんが狙って作ってますよね?それならライセンス取って安室徹仕様もきちんと発売すれば売れると思うのに…

4型からの途中でブランドがアンフィニからマツダに変わりますが劇中ではアンフィニエンブレムとなっております。

佐藤美和子刑事自身、車の事にはあまり詳しくは無く自分のRX-7の事でさえよく分かってないので、模型的に車高を下げた方がよりかっこよくなるかと思いますが、上記の性格からと全オーナーの父親もウイングを外して少し地味に仕上げることからもノーマルで乗っているものと個人的に考え車高はいじっておりません。

その他、工作内容は下の画像中にも記載しております。

塗装は塗膜が厚ぼったくならない様、表面の磨き出しにより美しさと鏡面を作り出しました。
これにより小スケールな模型なのに写真撮影してみると実車の様に見えるかと個人的に思って満足しています。(カーモデル作成2台目)