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1/144 ボール

1/144旧キットのボールを製作しました。(2009年3月現在、1/144では旧キットしかないんですが…)


旧キットと言えど、人型では無いので造型に破綻が無くストレートに組んでも申し分の無いキットです。

改造のコンセプトとして、実際に存在したら… というイメージも含め進めております。
マニピュレータを製作する際、実際に工事現場等で見ることが出来る重機(パワーショベル等)を参考に部分部分新規の造型をしています。
もっと、作り込めばいいんですが、そうしてしまうと際限なく作業の時間を要することとなり完成までのモチベーションの維持を考え、
あくまで、「可動しそうな…」という最小限の記号のみで・・・。
 

■改造工作

マニピュレータの一部、キャノン砲、背面エンジン、メインカメラ内部を新規に造形しました。


イラストレータで新造する箇所をデザイン。














イラストレータのデータより、
カッティングマシーンにてエバーグリーン製プラ板(0.25mm)をカット。

それらを積層して接着。






積層することによって何層にも下がったモールドが立体的に表現できます。

これを彫りこむことで行うと、とても大変なことになります。

コンピュータで設計することと、精度良く積層するのが大変ですが…。








またレジンなどで複製することなく、同じパーツが簡単に作れること。

当然ながら左右反転したパーツ作りも簡単です。

 


 

■背面エンジン

エンジン本体に「ナニワネジ」製のスピンサート(金属製)を使用。

カッティングマシーンでカットしたプラ板と真ちゅう線で組み立てます。

ここでもコンピュータを使用する利点が出ます。
例えばスピンサートの
直径が分かれば、コンピュータにその寸法を入力すれば簡単に、それと組み合わせる為のパーツを切り出すことが出来ます。

















スラスターのフィンも一枚一枚カッティングマシーンで切り出しています。
コンピュータを使用していると言えど、組み上げるのは手作業なので、
不器用な私はここで苦労します。

左の画像のものは精度が良くなかったので、組みやすくなるよう設計し直して、もう一度新たに組みなおしました。















金属部があまりにもキラキラし過ぎるので、
下の完成画像ではフラットブラックを吹き付けて質感を変えています。

 

 

■キャノン砲


キャノン砲の本体との接続部分(歯車部分)もカッティングマシーンにてエバーグリーン製プラ板(0.25mm)をカットし積層組み立て。

可動できるよう内部にポリキャップが入るようにしています。

















結局、キャノン砲はキットのものは使用せず新造することになりました。

グレー部はMGボールのアームを改造して付けています。

弾倉部もカッティングマシーンで切り出したものを箱組みしています。


砲首はエバグリパイプの組み合わせ。


センサースコープらしきものをコトブキヤとWAVEのディテールアップパーツにて製作し付けてみました。

 
センサースコープのレンズとしてHアイズ(緑)を裏側にシルバーのラピーテープを貼り、取り付けています。

 

 

PAGE 2 に続きます。

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