■■ 工作 ■■
私の独自の製作スタイルとも言えるデジタルモデリング。
PC用3DCGソフトShadeやドローイングソフトであるイラストレータで設計した図をカッティングプロッタにてプラバンをカットし、パーツを製作する形。
コンピュータにてカットされるパーツは精度高く排出されるのですが、組み合わせるのはやはり人間の手によるもの。
コンピュータカットというものは有利な作業というより、ただ単に私が横着者、又はプラをカットするのを不得意としているからなのかも…。
たまたまコンピュータに精通していたから、こういうスタイルを取っているのもありますが…。
(要するにもともと人と同じことをしたくないって奴。その実、オーソドックスな模型製作におけるHOW TOを知らないからというのも有ります。)
■ 頭部 ■
MGガンダム O.Y.W.0079の頭部をベースに使用。
小顔化等の他、カトキ氏の画稿を参考に形状を微調整。
フェイス : RX-78-2で言う所のデュアルアイパーツ下の赤い部分、私的には上下に短い方が
好みなのでエポキシパテにて作成し直し。
頬 : 六角柱(?)のブロックはプロッタで切り出したプラバンを箱組み。ひさし下端との間が狭まる様にしています。
トサカ : プラバンにて新造。 内部カメラとしてHアイズ(裏面シルバーラピーテープ)、カメラシールドとしてクリアレッド塗装の透明プラバンで覆っています。
また後部カメラも同様の作業をしております。
サイドカメラ : プラバンによる箱組み。 トサカのカメラと同じく、 内部カメラとしてHアイズ(裏面シルバーラピーテープ)、カメラシールドとしてクリアレッド塗装の透明プラバンで覆っています。
うなじ : アゴ引きしたポーズでここに隙間が空くのが嫌いなので、後頭部下端の装甲を2重化しています。(ガンダムVer.Kaのヘッドパーツより切り出して付け足し)
■ 胸部 ■
立ち姿が美しくなることを優先とした工作をしているので、胸・腹・腰のパーツがS字を描くように各々の角度を調整しています。
元キットは分厚過ぎるイメージなので引き締まった体型にする為、幅・奥行きをかなり絞っております。
特に腹部はキュッと締まるイメージで…
胸上端 : Ver.Kaガンダムではダクト風でしたが、7号機では これは・・・ 何を意味する部分なんでしょう?? キットパーツをベースに7号機用のデザインに変更しています。
エリ : MGガンダム O.Y.W.0079のパーツをベースに作成。
冷却ダクト : 7号機デザインにするべくキットパーツの端を一旦カットしてプラバンを貼り付けています。
サイドスラスター : 脇の部分に有るスラスターユニットをプラバンとエポパテにより新造。
コクピットハッチ : MGガンダム O.Y.W.0079のパーツや他のジャンクパーツの組み合わせにより作成。 搭乗口上のダクトはプラバンにて作成。
■ バックパック ■
本来なら7号機デザイン用にスクラッチすべきですが、横着して、ガンダムO.Y.W.0079のバックパックをベースにし、 プラバン、市販ディテールアップパーツの組み合わせにより形成しております。
バーニア : キットのものを使用。 3連×2列なので、足りない分は在庫分より転用。
■ 腕 ■
ショルダーアーマー : MGガンダムVer.Kaのパーツをベースに作成。
アーマー裏はプラバンをプロッタで切り出したトラスフレームを2重構造として表現。
レジン複製にて、もう片側を作成。
上腕 : スラスター用の穴を作成。
下腕 : プラバンにて作成。シールドをマウントできる様、ポリキャップを入れています。
こちらもレジンにてもう片一方を複製。
手首 : キットパーツ使用。右手はライフルのグリップをフィットさせれる様、少し形状修正。
■ 腰 ■
カトキ氏のデザイン全般的に言えるのが、腰周りがやや大きめ、Ver.Kaガンダムなんかは少々、オムツしているようにも見えなくも無い・・・(カトキファンの方々ゴメンナサイ)
引き締まった腰の方が私的には好みなので、ここもキュッと絞っています。
正面から見て、胸→腹→腰 と連続的な美しい曲線を描くラインになる様、徹底して詰め幅を計算しております。
股間 : 前後ともキットパーツをベースにプラバンによる造型。
腰アーマー : 表面は1枚プロッタ切り出しプラバンを貼り付けています。これによりアーマー下端に有る凹モールドの作成が楽に(掘り込む作業よりは)なります。
リアアーマーはキットのままだと固定ですが、左右独立して可動できるようにしています。
また各アーマー裏側にはプロッタ切り出しプラバンによる多重トラスフレームを付けています。
(フロント3重、サイド・リア2重構造)
ヘリウムコア : 表面部プロッタ切り出しプラバンにより凹モールド再現
■ 脚 ■
かなり足長になる様、延長しています。
写真の撮る角度(俯瞰・広角など)により短く見えるので、それを考慮した思いっきりの延長工作をしております。
接地性を高める為、各所を削ったり、股間のポリキャップ取り付け角度等を変えています。
膝・脛・脹脛 : 元キットとは、かなりデザインが違うので、どこをどうっていう説明は難しいので、7号機デザインになる様エポパテ、プラバンで作成しております。
これも、もう片一方は複製。
ソール : Ver.Kaガンダムだと爪先が反り返っているので、MGジム改のものをベースに作成。(これも横着ですね)
■ ライフル ■
イラストレータでデザイン後、プロッタにてプラバンをカット。エバーグリーンのプラ角棒を芯に積層してディテールを表現。
グリップと銃身の一部、スコープのみVer.Kaキットのライフルを使用。
他、コトブキヤ・WAVEのディテールアップパーツも使っています。
水平グリップは真鍮線で接続した部分を軸に、前後に可動します。
右手の保持力を高める為グリップに真鍮線を付け、手のひらに差し込む形式にしています。
■ ビームサーベル ■
バックパック取り付けの分はMGジムVer1.0のもの。
バックパックに差し込んでいると差込部が塗装剥がれするので 別で手に持つ分はも用意。これは O.Y.W.0079を使用。(多分、ジャンク在庫の山の中にMGジム・ガンダムと同じビームサーベルが有ると思うのだが、探し出せなかった(汗))
■ シールド ■
キットのシールドをベースにしてプラバン、プラ棒等で7号機用のデザインに修正。
十字マーク部分は、
縦がMGハイザック、横にMGパーフェクトガンダムの十字マーク(小)とを組み合わせて製作。
■ ディテール ■
間接やバックパクに有るマルイチパーツ。 画稿では内部が塗り分けされているので、これもプロッタカットにより塗り分け部分を作成。
コンピュータで作成するついでなので 2重構造・2色塗りにしてみました。
■■ マーキング ■■
キット付属のドライデカール、WAVEの水転写デカール、北海道在住モデグラライターのPoohさんが販売しているベルテクスコーションデカール(スジボリ堂さんで購入可。ボークス、ジョーシンキッズランドにて取り扱いも有り)
肩のマーキング、航空戦闘機で言うテールレター。 Ver.Kaブランドではおなじみのやつ。
私も流行(?)に乗ってみました(笑)
RX-78-2ガンダムでは、ホワイトベース艦載なのでWB(WHITE BASE)。
この7号機・・・。 漫画版やゲームムービーで見ると、どうやら、4号機・5号機と同じくサラブレッドに艦載されてるっぽい・・・。
なので、「TB」(Thorough-bred)としました。
機体コードも 4号機・5号機のように「G07]という表現で。
地球連邦軍の略語。
EFSF なのか EFF なのか・・・
ゲームホームページではEFF(地上軍)との表記なのですが、7号機に関しては1年戦争末期に宇宙で活躍した機体のようなのでEFSF(宇宙軍)表記でいいでしょう・・・。
ファントム・スイープ隊(ジオン残党狩り部隊)の部隊マーク。
イラストレータで作成してみましたが、台座用、ホームページ用としか使っておりません。
ゲームホームページを見ると7号機にはこのマークは貼られておらず、ジム系のみのようですので、デカールは作成してません。
と言うかMDプリンター持ってません(笑)
インクジェット用のデカールでも出力しようかと思いましたけど、ゲーム本編・コミック上でも貼られて無いなら無理して貼らなくていいや… と(笑)
■■ カラーリング ■■
ガンダム・・・ 「白い悪魔」・・・
なのですが、本体色を真っ白ではなく少しグレーよりに振ってます。
トリコロールと言う派手なカラーリング。
これをキャラクターモデルとしての美しさを見せること、
また、兵器としてのリアリズム感も少し表現してみたかったので、こういう配色としました。
(ゲームの舞台はアフリカ戦線ということで、少し黄色味を入れたのですが、7号機の実際の活躍舞台は宇宙戦か!(爆))
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