電撃ガンプラ王決定戦2004大阪大会 一般参加シニア部門 審査員特別賞受賞
バンダイホビー事業部 狩野義弘氏選出 作品

電撃ホビーマガジン2004年11月号P71掲載

 
YMS-15 GYAN  M'QUVE USE

TOTAL HEIGHT : 19.9m
WEIGHT : 52.7t  TOTALWEIGHT : 68.6t
GENERATION OUT PUT : 1360kw
THRUSTOR GENERAL OUT PUT : 56200kg
SENSOR EFFECTIVE RADIUS : 4400m
MATERIAL : SUPER HARD STEER ALLOY
ARMAMENTS : BEAM SABER/MISSILE SHIELD/NEEDLE MISSILE/HIDE BOMB

 

1/110  マ・クベ専用 ギャン "STYLE-S"   
1/100ギャン/ 1/100MGマスターガンダム 使用

2003年6月頃にデザイン画を起こし構想6ヶ月の後、製作に着手。
一週間の内一日1〜3時間程度の激遅ペースで製作進行。途中2ヶ月程放置期間もあるがガンプラ王決定戦出場の締め切りが迫った為、再び真剣に取り組む。
そして、製作期間 8ヶ月の長い月日経過し完成!


当時、MGで発売されていないマ・クベのギャンを製作しようと思い、徹底的にカッコ良さを追及したデザインをしてみました。
いつもガンプラ製作で心がけている事は「他には無い自分の個性」というものでる。
かなりアレンジされたデザインラインではあるがギャンの持つ根底のコンセプトは外していないと思っています。
全体のデザインとしては中世の騎士の様に崇高で力強く攻撃的に・・・ というイメージで。
元々、その十字モノアイスリットの形からなのかファニーな印象を受ける顔をもっと精悍に睨みを利かせたデザインにしてみました。
市販のキットを使用してはいるものの新規にデザインを起こして図面や設定画に従い製作した為、ほぼフルスクラッチに近い工作となりました。
頭部や胴はエポキシパテによる造形です。
 

ビームサーベルは劇中の様な太い形状ではなく細く長く中世の騎士に似合うようなイメージにしてみました。
クリアーイエローのビーム部分はMGゲルググのものを流用しています。
腰アーマー内部には3連の推進バーニアノズルを付けています。
ヒザの先端は元のギャンのデザインでは丸っこい感じなんですが、攻撃的なイメージになるよう鋭角に。
 
バックパック上部のインテークにはメッシュのエッチングパーツを貼り付けています。網目から少し内部メカがチラ見出来る感じにしています。
首と胴のつなぎ目の辺りの空間にはコトブキヤノディテールアップパーツにて動力パイプを表現しています。

シールド裏面のデザインについて、
まず、ニードルミサイルやハイドボンブはどこから充填するのか?ということを考え裏面から弾倉カートリッジを組み込むというイメージにしました。
写真では分かりにくいかもしれませんが裏面外回りの円を8分割して扇型状になっています。これらひとつひとつがニードルミサイルのカートリッジということで裏面から差し込んで装着する設定です。
その内側に4分割されたものをハイドボンブのカートリッジとしています。
 
 完成時撮影から数年後に撮ったもの。(改修中の為、シールド表面が外れていますが・・・)
 初期の頃は撮影が下手でピンボケ、ライティングが醜い状態でして・・・